就寝、執筆、ときどき転職活動
在宅ライターは企業に勤める訳ではないので、時給や月給のように時間に対して給料が発生するシステムではありません。ベンチャー業界の転職のようなもんなんですかね。基本的には歩合制で一記事、または一文字に対して給料が発生します。企業によって貰える額はまちまちですが、かなりの速筆で多くの企業から依頼を受けている人でもないと月十万も稼げません。
そもそも、よっぽど名前の売れているライターでもない限り、企業の方から依頼がくるということもありません。自分から企業に連絡して、依頼を貰えないかどうか連絡する他ないのです。私の場合は七社に応募し、その内四の社から依頼を頂きました。駆け出しの在宅ライターですので記事の数は少なく、一記事辺りの給料も雀の涙ほどです。その割に納期は厳しく、一社は納期を示さなかったものの他の企業は三日、または一週間以内と納期を指定してきました。
これらの納期を守るのは大変です。今までの生活バランスが大きく変わり、寝ている時以外はパソコンで記事の執筆をしています。転職活動は限りなく減って、面接の予約を取り付けるのも二週間に一度といった具合になりました。
まさに本末転倒です。これはいかんとは思っても物書きの仕事をするのはやり甲斐もあり、辛くも楽しいものです。気付いたら十二月のほとんどは在宅ライターをやっていました。